定番からコアなものまで!初心者が知っておきたいダンス専門用語50選

定番からコアなものまで!初心者が知っておきたいダンス専門用語50選

わたし自身、ダンスをするようになって10年以上経過し、レッスンを受ける側はもちろん、振り付けをする側の経験もあります。その中でレッスン中はもちろん、リハーサルや本番などに初めて耳にする用語やよく使われる用語がたくさんありました。

この記事ではジャンル問わずダンス初心者が知っておきたいダンス専門用語を、当時のわたしにも分かる言葉で状況別にまとめました。ダンス初心者の方はぜひ参考にしてみてくださいね。

目次

練習やリハーサルで使われる用語

カウント

曲の拍を数えること。基本的に振り付けは「ワン、ツー、スリー、フォー、ファイブ、シックス、セブン、エイト」とカウントを取って作られています。
1カウントのオンカウントではなく、0.5カウントも取る場合は「ワンエン、ツーエン、スリエン、フォーエン…」と間に「&」の「エン」を入れてエンカウントで拍を数えます。

ワンエイト

カウントのうち、ワンからエイトまでの8拍分を「ワンエイト」といいます。ワンエイトの後はツーエイト目、スリーエイト目と呼ぶことが一般的です。

アイソレーション/アイソレ

日本語で「分離」「孤立」といった意味を持ち、ダンスでは体の特定の部位(首、肩、胸、腰など)のみを動かすことを意味します。例えば「首」を左右に動かすときに「胸」もつられて動いてしまった場合は「特定の部位」のみを動かしていると言えないため、正しいアイソレーションにはなりません。
ダンスの基礎であり、色んな部位の動きをマスターし可動域が広がればダンスの表現もアップします。

アップ/ダウン

オンカウントで膝を曲げ体を沈めるのが「ダウン」、膝を伸ばして体を上げるのが「アップ」といい、特にヒップホップなどのダンスの基礎となるリズムの取り方ですが、他のジャンルにも通ずる基礎になります。

振付師/コレオグラファー(コレオ)

ダンスの振りを作る人のことを「振付師」といい、英語で「coronographer(コレオグラファー)」と呼ぶことから「コレオ」と略すことがあります。「今回の作品のコレオは●●先生だって~!」といった場面で使うことがあります。

ショーケース

ダンス作品のこと。特に発表会やイベントなどでお披露目し、コンテストのような順位付けをしない、観客を楽しませる作品を指すことが多いです。作品は1人や複数人など人数は問いません。

ナンバー

振付師やダンスの先生が振付や構成を考え、メンバーを募集し作るダンス作品・ショーケースのこと。一般的には複数名~数十名のメンバーを募り、複数回の練習(リハーサル)を経て、発表会やイベント、コンテストなどで披露します。
特に先生の名前を付けて「3月に●●さんnumber募集がはじまったよ~!」というような使われ方をします。

リハーサル/リハ

ショーケースやナンバーの練習のことを指します。ダンススクールのスタジオや施設を借りて、作品に出ているメンバーが一緒に練習します。「今回の作品のリハ予定はこちらです。」、「今から●●さんnumberのリハなんだ!」といった使われ方をします。リハーサルを休んでしまうと焦ってしまいますね…。

ガミあり/ガミなし

鏡あり/鏡なしのこと。主にショーケースなどのリハーサルで「鏡ありで(鏡を見て)踊る」「鏡なしで踊る」ときに略して使われます。特に本番直前だと「最後にガミなしで通す」ことで、本番同様に客席を意識して踊る練習をします。

センター

複数人でダンスを踊る際、フォーメーションの中心や舞台の中心の立ち位置とのこと。舞台において1番目立つ場所でもあり、センターに選ばれることは振付師や先生から努力を認められたともとらえることができ自信にも繋がります。

ピック/ピックアップ

ダンスレッスンなどで先生がその日のレッスンで特に優れていた生徒を選び、レッスンの最後にみんなの前で踊らせることを指します。先生も一緒に踊ってくれることもあります。

深夜練

名前の通り「深夜」に行われる練習です。特に複数人で作品を作る際、日中の予定が合わない時など、深夜の22時~翌5時などにスタジオを借りて練習をします。
年齢や体力とともにきつくなりますが、学生の頃はよく行っていました。練習中は深夜テンションで楽しくなってくるのですが、翌日は撃沈。おすすめはしません。(笑)

トラ

エキストラからきており、ダンス用語では主に「代役」を指します。例えばあるショーケースの練習中に「今日は〇〇さんが欠席だから、誰かトラでここのポジションに立ってくれる?」といった使われ方をします。

フルアウト

「全力」を意味し、ショーケースなどの練習で本番同様に全力を注いで踊る際に使われます。例えば「最後はフルアウトで踊ってみましょう」など。

振り完/構成完

ふりかん/こうせいかんと読みます。主にショーケースやナンバー作品ではユニゾンから小分けの振りなど順番に振りを入れていきますが、作品の全ての振り付けが完成(振り入れ)した際に「振りが完了した」ことから「振り完」といいます。
また、振り完の後に構成をつけたりする場合もあるため、振り付け・構成全てが完了した場合「振り完/構成完」ということもあります。

通し/衣付き通し

ショーケースやナンバーの練習において「頭から最後まで一通り踊ること」を「通し」や「通す」ということがあります。例えば「次の練習は全員で通してみるよ」、「本番まで通せるのはあと3回です」といった使われ方があります。
本番の衣装を着て通してみることを「衣付き通し」と呼ぶこともあります。

ワークショップ

ダンス以外でも使われますが、特定のジャンルや振付師によって開催される、単発のダンスレッスンや、ダンスの学びの場を指します。ダンス教室のように毎週は通えない人でも単発でダンスのレッスンが受けられたり、「初心者向けワークショップ」、「〇〇の技に特化したワークショップ」など、ショーケースの練習ではなく自分の技術向上のために練習できます。都心で人気の先生だとすぐに枠が埋まることもあります。

舞台本番でよく使われる用語

ゲネ/ゲネプロ

本番同様に行うリハーサルのこと。衣装や照明も付けて舞台上で行う。ダンスに限らず演劇やミュージカルでも使いますね。

上手(かみて)/下手(しもて)

舞台において客席から見て、右を上手(かみて)左を下手(しもて)と言います。これはダンスに限らず、舞台を使う際に使われます。舞台に立つことが始めてだと、どっちが上手か下手かなかなか覚えられないですよね。

ヘソ

舞台上のど真ん中、中心のことを「ヘソ」といいます。「ヘソに〇〇さんが立っているから、その周りに集まるように踊りましょう」などダンスのショーケースの目印として使われます。主に舞台上では×印のテープなどが貼られており、スタジオなどでの練習でもヘソを設けて練習することがあります。

場ミリ

ばみりと読みます。舞台の上につける目安となる目盛りのこと。1場ミリ90センチです。ショーケースのリハーサルで「●●さんは上手の場ミリ3に立ってね」と言われたりします。自分の立ち位置をしっかり守らないと、作品全体の構成が崩れてしまうので重要です。人数が多いと場ミリ「1.5」、「2.25」など細かく指定されることも。

入り/ハケ

舞台上に入ることを「入り」、舞台袖に出る(去る)ことを「ハケ」といいます。基本的に舞台は左右や後ろにある幕から「入りハケ」を行います。本番では幕の近くに照明が置かれていることが多いため、「入りハケは照明にぶつからないように注意して!」といった場面でも使われます。

見切り線

舞台の客席から、舞台の袖裏が見えてしまうラインのことを指します。本番では舞台袖からの入りハケも表現のうち。舞台袖近くで気が抜けないように、見切り線ギリギリまで見られていることを意識しながら入りハケするのがプロです。

場当たり

主にショーケースやイベントの本番の会場で、本番用の舞台を使って練習をすることを指します。一般的には作品ごとに「場当たりは〇分間」と決められているため、特に人数が多いシーンだけ立ち位置の最終確認や微調整をしたり、最後のユニゾンだけ通したりなど、振付師の指示によって何を行うかが決められることが多いです。

照明合わせ

主にショーケースやイベントの本番の会場で、舞台照明の調整をする時間のことを指します。舞台照明にお金をかけていればいるほど、照明の数や色が増えたり、細かい調整が可能になります。
特にソロや特定の箇所を照明で照らしたい場合などは、優先的に照明合わせをすることがあります。

サス合わせ

照明合わせのうち、「サスペンションライト」と呼ばれる特定のエリアにスポットライトを当てる照明のリハーサルや調整することを指します。この位置がずれていると、せっかく踊っているダンサーが見えないことになるので照明合わせの中でも特に注力されます。

照明案

照明がお任せなこともありますが、基本的には振付師が「照明案」を作り、このシーンでは「この箇所に/こんな照明を当ててほしい」といった指示書を作ります。手書きのこともあればエクセルなどで入力することもあります。振付師は照明も考えながら作品を作っており、照明が加わることで作品の迫力がより際立ちます。

板付き/音先

ショーケースや作品の始まり方において、先にダンサーが舞台(板)についてから曲がスタートする場合を「板付き」、曲(音)がスタートしたあとにダンサーが舞台上に入る場合「音先(おとさき・おとせん)」と言います。

きっかけ

ショーケースの曲(音)をスタートするきっかけになるものを指します。例えば「◎◎さんが舞台のヘソにきたことをきかっけに曲をスタート」など、主に照明案に書いたり、照明さんとの打ち合わせで伝えます。

リノ/リノリウム

リノリウムというダンスの床素材のことで、主に本番舞台の床に敷かれます。これらは基本的に舞台の設営時に何枚かにわたって敷かれ、意外と重いです。リノ同士の繋ぎ目に段差ができないよう丁寧に敷かれます。ダンスの種類によっては裸足で踊ることもあるため、段差があると危険だからです。

千秋楽

複数日にわたって同じ演目を行う興行において、「最終日」を指す業界用語。ダンスの世界でもよく使われます。「今度のダンスイベントで3回公演があるんだけど、良かったら千秋楽を見に来てくれない?」など。

客だし

舞台やイベントの本番が終わった後に、見に来てくれたお客さんが退館すること、また退館時に演者とお客さんが合うことを指します。せっかくならダンスを見に来てくれた人にお礼を直接伝えたいですよね。多くの場合ホールの「ホワイエ」などのスペースで演者へ差し入れをいただいたり、写真を撮ることが多いです。

バラシ

イベントや舞台本番が終わり、会場や舞台設備の撤去をすることを「バラシ作業」と呼ぶことがあります。
また予定していたリハーサルなどが急遽無くなった場合に「今日のリハはバラシにします」と言うこともあります。

早替え

その名の通り、衣装を「早く着替える」ことを指します。1つの作品のなかで衣装を替えたりすることもあれば、何作品か連続で踊る際に、舞台の近くで急いで次の衣装に着替える時などに発生します。

置きチケ/置きチケット

イベントやショーケースなどの「チケット」を会場当日の受付などに置いておく、キープしておくことを指します。
基本的にチケットは本番前にお客さんに直接渡しておくことがベターですが、直接会えない場合など「置きチケしておくから当日に受付で受け取ってね」と伝えたりします。最近は電子チケットや電子マネーでのやり取りから置きチケをしないことも増えました。

チケットノルマ/ノルマ

主にチケットノルマを指します。ダンスのイベントでは出演に当たり「出演費●●円+チケットノルマ5枚(1枚あたり2000円)」を先に主催者に支払う等と決められていることがあります。
その場合チケットを5枚お客さんにしっかり売ることができれば損はしませんが、売り切れなかった場合そのチケット費用はダンサー自身が払うことになります。
ダンスイベントにたくさん出ていると、イベントの宣伝を毎回個人連絡するのって、少し気が引けたりしますよね…。

振付・動きに関する用語

ユニゾン

ダンサーの複数人が全員揃って踊る振り付けのことです。
例えば作品の1番最後に踊るユニゾンは「ラスユニ(ラストユニゾン)」、作品の最初に踊るユニゾンは「ファスユニ(ファーストユニゾン)」、作品の途中に踊るユニゾンは「中(なか)ユニ(中間ユニゾン)」などと言うこともあります。

ソロ

1人で踊るダンスのこと。作品の全てをたった1人で踊る場合「ソロショーケース」と言ったり、複数人で踊るショーケースやナンバーの一場面で1人で踊る場合もあります。振付師から「今回のナンバーのこのワンエイトを◎◎さんにソロをお願いします」と言われたら、ダンサーとしては成長の機会や自分を表現する場所をいただけたともとらえることができ、喜ばしいことです。

テレコ

「互い違い」を表し、ダンス用語では複数人で舞台上に並ぶ際に、前後が重ならないよう互い違いに立ち位置をずらすフォーメーションを指します。

シンメ

シンメトリー(symmetry)からきており、左右対称をを指します。ダンスでは振り付けを左右対称にして、分けて踊る場合で使います。振りを入れてもらうとき、最初は全員同じ振りだったのに途中から「やっぱり半分の人はシンメで!」と急に言われて焦ったりするんですよね。

カノン

音楽の「輪唱」からきており、ダンス用語では1人目、2人目、3人目…と順番に同じ振りを踊る手法を指します。簡単なものはワンカウントずつずらしていきますが、エンカウントもとって細かくずらしていくこともあり、振りが横や縦に伝線していくダイナミックな表現をすることができます。

音ハメ

曲の特定の音や歌詞、効果音に動きをハメることです。ただ動きをハメるのではなく、逆に動かないで止まるというのも音ハメのひとつです。

フロア

名前の通り「床」を使った動きや振り付けのこと。ブレイクダンスのように床に手をついて踊ったり、ジャズダンスのように床に寝転んで踊ったり、動きは無限大です。

ルーティン

ダンスの振りを即興で踊るのではなく、「もともと決まっていた」振りや一連の動作をすることを指します。特にダンスバトルやショーケースの中で行われます。

その他

主ジャン

主なジャンルの略で「しゅジャン」と読みます。ダンスには様々なジャンルがあるため、複数のジャンルの練習をしている人もいます。その中でも自分がメインとしているダンスのジャンルのことを指します。特にダンスサークルなどで使われます。

バトル/ダンスバトル

DJがランダムに流す曲に合わせ、速攻でダンスを交互に披露し、表現力や技術力で勝敗を決めること。ソロや複数名で戦うこともあります。ダンスを始めたての人でも様々なレベルのバトルイベントがあるので、挑戦することで自信にも繋がります。2024年のパリオリンピックではブレイキンが種目化されましたね。

ジャッジ/ジャッジムーブ

ダンスバトル等において勝敗を決める審査員のこと。イベントの規模にもよりますが、有名なダンサーや講師などが担当することがあり、バトル前や休憩中などにジャッジが披露するダンスのことをジャッジムーブといいます。バトルの後には直接ジャッジからアドバイスをもらえることもあり貴重な時間となります。

サイファー

複数で輪を作り、一人ずつ円の中で音楽に合わせて即興でダンスを披露し合うこと。バトルとは違い、自己表現の場としてみんなでダンスを楽しむことができます。

a.k.a.(エーケーエー)

“also known as”の略で、「〜として知られる」「またの名を」を意味します。ダンスやヒップホップで普段の名前やあだ名とは別の名を添えたいときに「太郎 a.k.a.RYU」など表現します。
特にダンサーは「ダンサーネーム」と呼ばれる自分のダンス用のあだ名を名乗ることが多いです。

コンビール/コンビ

「コンビニ」+「ビール」の略。ダンサーに限らずですが練習後などに、コンビニでビールを買ってみんなと談笑することを指します。社会人ダンサーはここで交流を深めることも多いようです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?聞きなれない用語もたくさんあったと思いますが、たくさんのダンスレッスンやイベントに参加すると徐々に慣れていくはずです。
ダンスは自分と向き合い、他者とも交流しあえる素晴らしいものです。ぜひ素敵なダンスライフを送ってくださいね。

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この記事を書いた人

仕事をしながらダンス歴10年。
自分の人生をゆらゆら考え悩み、やりたいことはやってみる。
悩み多きアラサーが少しでも前向きになれるような情報をつづります。

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