ホワイト企業というぬるま湯を飛び出し、ベンチャー企業という戦場へ
今いる会社の仕事は楽だし、周囲の人にも恵まれてはいる。定時には帰れるし、プライベートとの両立もできる。
それなのに「このままの働き方でいいのかな?わたし成長できているのかな?」と焦りを感じていた30歳目前。
そんなモヤモヤを抱えていたアラサーの私が、意を決して飛び込んだのは、「ベンチャー企業という名の戦場」でした!
転職して1カ月。
正直に言います。めちゃくちゃ大変です(笑)。
前職までの「常識」は通用しない。マニュアルはない。人によって言うことが違う。
まるで、いきなり倍速の曲で、振り付けも知らされずにステージに立たされたような、そんな衝撃の連続でした。
でも、後悔はありません。
むしろ、ホワイト企業時代には感じられなかった「自分の人生を生きている実感」があります。
この記事では、安定を捨ててベンチャーに転職したアラサー女子が、カオスな1カ月をどうやって生き抜いたのか、その泥臭いリアルな生存戦略をつづります。
- 「今の仕事に退屈しているけど、変わるのが怖い」
- 「ベンチャーって実際どうなの?」
そんなあなたの背中を、ほんの少しでも押せる記事になれば嬉しいです。
マニュアルは「探すもの」ではなく「作るもの」
ホワイト企業時代、中途入社でも入社して1週間は研修がありました。分厚いマニュアルもありました。
ベンチャー企業にマニュアルがないことはもちろん覚悟していましたが、本当にその通りで、自分で情報収集しないとついていけません。
質問してもAさんとBさんや社長から帰ってくる答えはバラバラ。
どっちが正解なの?とパニック状態に陥ることもありましたが、「正解」を待っている時間はありません。
嘆く前に「自分で正解を狩りに行く」しかない。私がやった「泥臭い」情報収集のサバイバル術は以下です。
社内チャットの過去ログを遡りまくる
電車での通勤時間など隙間時間を使って、社内の様々なチャットの内容を遡っていました。
「なるほど、最近会社ではこんなことをやっているのか。」、「あの人はこういう立ち位置なのね。」といった会社の雰囲気を読み取ることができます。
たまに「これはいい資料!!」という社内の情報共有資料があり、掘り出し物感覚で勝手にメモしていました。
SlackやChatworkなどのチャットツールには「ブックマーク機能」があるので、いつでも見返せるように保存しておきました。
商談動画を見たり、社員が話している会話に聞き耳を立てる
ベンチャー企業では、ゆっくり研修などする間もなく、「現場でまずはやって学べ」。
先輩たちが日々商談をしている「話し方」や「内容」にはできるだけ聞き耳を立てていました。
またお客さんとの商談動画も社内で見られる状態であったため、作業をしながらヘッドフォンで動画を見るなど、いかに効率的にインプットできるか考えて行動していました。
Notionにまとめる
インプットだけではどんどん頭が情報過多でパニックになっていきます。
またマニュアルがないので、振り返りもできません。
とにかくその日に知ったことや学んだことは、Notionというメモ管理ツールに自らメモし、まとめていました。
Notionの良いところは、URLや画像などを気軽に埋め込みできること。
参考サイトのURLはもちろん、オンライン会議などで投影された内容で重要な箇所は会議中にスクリーンショットを取り、Notionにメモ代わりに貼っておくなど、後でゆっくり振り返らないと!と思った内容はすかさずメモしていました。
スクリーンショットはパソコンの以下のショートカットを使うことで、すぐにスクリーンショットされコピーされます、Notionに「Ctrl+V」で貼り付けるとすぐに画像を貼れるので便利です。
<スクリーンショットのショートカット>
【Windowsの場合】Windowsキー+Shift+S
【Macbookの場合】Command+Shift+「4」 ※全画面をスクリーンショットする場合は「4」ではなく「3」

AIに聞く
社員のいろんな人に聞いても、人によって言うことが違うときは、AIに質問していました。
もちろんAIの言うことが正解ではありませんが、一般的な回答は得られます。
それも踏まえて、今回はどう行動するのが正解か?とあくまでアドバイザーのような役割で活用しています。
※Notionなどの外部ツールやAIなどを使う際、会社情報の取り扱いは会社ルールで決まっている場合もありますので、注意してくださいね。
なぜつらくても「頑張れるのか?」
人によってはマニュアルも整っていない、自分で動かないと仕事ができない。
こんなカオスな状況で仕事をするなんて無理と思う方もいるでしょう。
ただ私はつらくても「もうやめたい。」「投げ出したい。」「前の会社に戻りたい。」とは不思議と一度も思いませんでした。それは今でも変わりません。
その理由は大きく2つあります。
①「やりたかったこと」を仕事にできているという根底にある幸福感
ひとつ目は、ホワイト企業時代は「なんとなくでやっていた仕事」でしたが、ベンチャー企業では「自分がやりたかった仕事」をできているから。
おそらく、これが「なんとなくで決めた仕事」のままだったら、きっとすぐにでも「辞めたい」と思っていたでしょう。
②今は自分の「修業期間」であると割り切れている。
ふたつ目は「やりたい仕事」であるからこそ、長い目で見て、これは自分が成長するための「修業期間」であると割り切れているから。こんな期間がずっと続くわけではないし、本当につらくなったら辞めてもいいんだと心の片隅で思っています。
自分をつぶさないための「心の余白」と息継ぎ
ここまで読んだ方で「そんな前向きな気持ちになれない」、「そんな努力を続けられない」、と思った方もいるでしょうか。
私自身も「全力疾走」をし続けると、いつか心や体が折れてしまう怖さもあります。
だからこそ、今自分は無理をしすぎているなと思ったらこんなことをしていました。
自分をつぶさないために意識的に行っていたこと5選
①「あ、今無理をして頭が混乱してるかも」と感じたら「深呼吸をする」
シンプルだけど、結構大事だと思います。入社して数週間目のある朝、通勤するのがなんだか嫌な時がありました。そんな時はまず何も考えずに深い呼吸をして、気持ちをリラックスさせます。
②食べたいもの、飲みたいものは我慢しない
忙しいと、食べることも疎かになってしまうこともあります。
朝ごはんの時間すら、睡眠に使うこともだんだんと増えました。
ただ、「チョコレート」や「カフェラテ」、「朝の野菜ジュース」など、簡単に食べられるものは我慢せずに買っていました。もちろん節約も必要かもしれませんが、これは自分を甘やかすための必要経費と考えていました。
③こんな人もいるんだ。人と比べないし、人のせいにもしない。
ベンチャー企業って人数も少ないので、いやでも全員と一緒に過ごさなくてはなりません。
やっぱり苦手なタイプの人もいました。でも「人は人。この人はこういう性格なだけ。」と必要以上に深入りせず、目の前の仕事に目を向けるようにしました。
また、「昨日は社長はこういっていたのに、、」と理不尽なことがあっても、すぐに感情に出すのではなく「ベンチャー企業ってこんなもんだろう」とあっけらかんとするようにしていました。
④最初から100%を目指さない。焦らず、60%でいいんだ。
ベンチャー企業って、そもそも日々のスピード感が早く、あっという間に1日が終わります。
そのスピードについていくために必死になりがちですが、自分はまだ入社したばかりなんだから完璧を目指さないでいいんだと考えるようにしていました。
⑤家族でも、AIでも。吐き出せる場所を作る。
とはいっても、ストレスは溜まると思います。
そんな時はしっかり吐き出すことが必要です。
私は話を聞いてくれるパートナーに話を聞いてもらったり、時には泣いてしまうこともあったりしつつ、話すと翌朝には「まぁいっか!」と開き直れるようになりました。
今はAIもカウンセラーのように話を聞いてくれる心強い存在になり得ます。
通勤中や寝る前などの隙間時間に、グチを聞いてもらったり、アドバイスをもらったりして自分を支えてもらっています。
まとめ ベンチャー企業って入社してやっていけるかな?と迷っているあなたへ
ベンチャー企業は、正直めちゃくちゃ大変です。
でも、新卒ではなく「アラサー」というタイミングでベンチャー企業を選んだからこそ、大変でもどうすれば乗り越えられるか、どう生き抜きできるかといった方法を知っている。
かかしかも「やりたいこと」に向かっている今の自分は、ホワイト企業時代よりずっと「生きている」「成長している」感じがして、心地よいのです。
そもそも「やってみたい仕事」が見つからないという人もいるかもしれません。
そんな方へ向けた記事も近々書いてみようと思います。
