こんにちは。cocaです。転職が決まり、いざ入社してみると慣れない環境から襲いかかる「焦り」や「不安」…。
そんなとき自分の「思考のクセ」を知ったことで、心が本当にラクになりました。
もしわたしのように自分に自信がなくなってしまったり、周囲と比べてしまったりしているなら、あなたも「思考のクセ」があるのかもしれません。
最初に、思考のクセとは…?
思考のクセとは、その人独自に無意識に身についている、「考え方のパターン」のことです。
これは今までの人生経験や生き方で自然としみついており、それが「偏った考えである」ことに気づかないこともあります。
ポジティブな考え方もある一方、ほとんどはネガティブな考え方でクセがあることが多いのです。
中途入社なのだから成果を残すべき
中途入社して数カ月。成果を出せているのか分からず焦り、疲弊する日々。
新卒では営業職を経験し、同業界へ職種を変えて転職したわたし。
環境もメンバーも、扱うツールも新しいものばかり。飛び交うカタカナ用語も初めてのものばかりでした。
不安や焦りの中で、「早く成果を残さないと」「早く一人前にならないと」「中途入社なのだから成果を残さないと」と心の中で思い、家に帰るとどっと疲れていました。
社内に相談できない悩みを、カウンセラーに相談してみた
なんだか心が苦しいけれど、こんな弱音を上司に言えば「こんなレベルでもう弱音を吐いてるの?」と思われるかもしれない。
ひとりで苦しんでいた時、会社のポータルサイトにあった「カウンセリングの案内」を見つけました。
あくまで外部のカウンセラーが担当であり、料金も無料、話した内容は会社には伝わらないということで、カウンセリングの予約をしてみました。
漠然と考えていることをカウンセラーに話してみた
カウンセラーの先生は30代くらいの女性で、1回60分。
優し気な雰囲気でわたしの話をうなずきながら聞いてくださいました。
・会社でみんな仕事ができる人に見えて不安が募る
・わたしは中途入社したのに何も成果を残せていない
・一緒の部署の女の先輩に「使えないな・・」と思われている気がする
会社のこと以外にもプライベートのことも少し話しました。(カウンセリングではもっとたくさんの質問や話をしましたが、今回は割愛します)
それ「べき思考」という思考のクセじゃないですか?
そんな私にカウンセラーの先生は「どうして中途入社の人は成果を残さないといけないと思うの?」と質問されました。
どうして中途入社の人は成果を残さないといけないと思うの?
中途入社は基本的に即戦力として採用されているのだから、成果を残さないと採用された意味がない、がっかりされてしまうから…。
つまり〇〇さんは「中途入社なら成果を残すべき」と思っている。これは〇〇さんの思考のクセ「べき思考」ではないですか?
「べき思考」・・・?
そうです。私は「べき思考」という偏った考え方をしていたのです。
「べき思考(すべき思考)」とは自分や他者のすることに対して「〇〇すべきである」「〇〇しなければならない」などと考えてしまうこと。それができないと極端に自分や他者を追い詰めてしまう思考のことです。
私は誰かに言われたわけでもないのに、「中途入社なら成果をのこすべき」と決めつけ、その成果を残せていない自分は価値がない、嫌われているかもしれないといったさらに飛躍した思考を抱き続けていたのです。
ほかの場面でも「べき思考」に無意識のうちに縛られていた
「べき思考」は、心理では認知の歪みの一つとされています。
カウンセラーの先生とは仕事以外にもプライベートのことや趣味のことなど、たくさんの会話をしました。
自分自身の例も含め、「べき思考」の例を他にもあげてみます。
- 正社員でいるべき
- 就業期間は間をあけるべきでない
- 自分は年上なのだから、後輩より知識を持っているべき
- 後輩なら先に挨拶をするべき
- ダンスを10年も習っているなら人に教えるまで上手であるべき
- 同棲している相手に対して言わなくてもこれくらいの家事はやってくれるべき
- 母親なら家事も仕事も両立すべき
「べき思考」から「できたらラッキー」へ
その後もカウンセリングには週に1回程度、合計で10回ほど通いました。
この歪んだ考え方を治していくために、「認知行動療法」という、ものの受け取り方(認知)や行動を変えることで、心のストレスを軽くする心理療法をカウンセラーの先生に行っていただきました。
すぐに自分の考え方や性格を変えることはできませんが、徐々に自分が「つらい」「苦しい」と感じたときに「あれ?これってまたべき思考してるんじゃない?」と頭にぱっと浮かぶようになりました。
「〇〇すべき」ではなく「〇〇できたらラッキー」と思うだけで、少しずつ心がラクになっていきました。
中途入社だけど、まだ入社して数カ月。
なにか成果を残せたらラッキーだけど、まだまだ自分は発展途上。
むしろすぐに辞めずに出勤しているだけで偉い。
他の社員や先輩はどんな風に仕事をしてるのか、焦らずに見てみよう。
まとめ
今回は思考のクセの中でも「べき思考」をテーマにしましたが、この思考パターンは他にもあります。
「マイナス化思考」、「全か無か思考」などわたしは歪んだ思考を、無意識のうちに抱え込んで生きていたようでした。
今度は他の思考パターンについても書いていく予定です。
もし中途入社して抱え込んでしまうことがあれば、それが「思考のクセ」でないか、「べき思考」でないか少しだけ考えてみてください。きっと心がラクになるきっかけになると思います。
※本記事は筆者の個人的な体験に基づくものであり、特定の医療的効果を保証するものではありません。心身に不調を感じる場合は、専門の医療機関を受診することをお勧めします。
